グルテンフリーへの関心が高まる中、小麦粉の代わりに「米粉」を使った焼き菓子が注目を集めています。米粉スイーツはアレルギー対応や健康志向の面でもメリットがありながら、「おいしさ」でも多くのファンを魅了しています。今回は、そんな米粉スイーツの中でも特に人気の高い焼き菓子をランキング形式でご紹介します。
さらに、それぞれのお菓子を米粉で作る際の注意点もご紹介します。自宅でお菓子作りをする方にも必見です!
第1位:パウンドケーキ

人気の理由
ボリューム感と満足度の高さが魅力。米粉で作ることで口当たりがよりしっとり&もっちりとし、素材の風味も引き立ちます。グルテンフリーでありながら“ちゃんとおいしい”と感じられる王道スイーツです。
製法の工夫
米粉は小麦粉に比べてグルテンがないため、一般的にふくらみにくいという特性があります。そのため、卵の泡立てやベーキングパウダーの使い方に工夫が必要です。さらに油分をしっかり抱き込む性質があるので、時間が経ってもパサつきにくいのが特長です。
米粉のメリット・デメリット
- メリット:もちっとした独特の食感/冷めてもおいしい/血糖値の急上昇を抑えやすい
- デメリット:加減を間違えると重くなりすぎる/焼きムラが出やすい
第2位:フィナンシェ

人気の理由
焦がしバターの風味が豊かなフィナンシェは、米粉との相性が抜群。外はサクッと中はしっとりとした食感が特徴で、米粉のほのかな甘みがバターの香りを引き立てます。
製法の工夫
米粉を使うとグルテンによる「引き」がないため、軽く仕上がるのが特徴です。そのため、生地を作る際には粘りが出るまで混ぜすぎないことが大切です。アーモンドパウダーと併用することで、風味と食感のバランスが良くなります。
米粉のメリット・デメリット
- メリット:アレルゲンが少ない/軽くて食べやすい
- デメリット:時間が経つと水分を吸ってべたつきやすい
第3位:クッキー

人気の理由
米粉クッキーは「ほろほろ」とした口どけが魅力。小麦粉のクッキーにある“さっくり感”とは違い、手作り感のある優しい食感が特徴です。添加物が少なく、素材の味をダイレクトに楽しめる点も人気の理由です。
製法の工夫
米粉は吸水性が高く、水分量の調整が重要です。サクサク感を出すためにはバターや米油を適度に使うのがコツ。また、焼き上がり直後の柔らかさと、冷めた後の固さにギャップがあるため、焼き時間と温度の見極めが必要です。
米粉のメリット・デメリット
- メリット:ほろほろ食感がクセになる/素材の味が活きる
- デメリット:成型が難しく割れやすい/保存性にやや注意が必要
第4位:マドレーヌ

人気の理由
米粉で作るマドレーヌは、外側が香ばしく、中はふわっと軽やか。小麦粉に比べて食感がもっちりとしながらも、べたつかず、老若男女問わず親しまれています。見た目もかわいらしく、手土産としても人気です。
製法の工夫
膨らみを出すには、卵の泡立てがポイント。グルテンがない分、ベーキングパウダーや米粉の粒子感を活かして、ふんわり感を出す必要があります。甘さ控えめに仕上げても米粉の自然な甘みが加わるため、上品な味わいになります。
米粉のメリット・デメリット
- メリット:油と馴染みやすくしっとり感が出る/冷めても固くなりにくい
- デメリット:焼き色がつきにくい/泡立て不足で沈みやすい
第5位:シリアルバー(グラノーラバー)

人気の理由
米粉をベースにしたシリアルバーは、健康志向の方やスポーツをする人に人気。腹持ちが良く、間食にも最適。ドライフルーツやナッツとの相性も良く、栄養価が高いのが魅力です。
製法の工夫
米粉を“接着剤”のように使用し、他の素材と混ぜて固めることで形を作ります。甘味にはてんさい糖やアガベシロップなど、GI値の低い甘味料を使うことで、よりヘルシーに仕上がります。焼く場合と冷やし固める場合で風味が変わるのも楽しみのひとつです。
米粉のメリット・デメリット
- メリット:食物繊維やミネラルが摂れる/ダイエット中の間食にも◎
- デメリット:ボロボロと崩れやすい/食感の調整に工夫が必要
まとめ
米粉スイーツは、「おいしさ」と「やさしさ」の両方を兼ね備えた新しいスタンダード。グルテンフリーという点だけでなく、素材の味を楽しむという観点でも非常に魅力的です。
それぞれのスイーツには、米粉ならではの特徴や製法の工夫があります。小麦粉から置き換えることで得られる食感や風味の違いは、まさに“新しいおいしさ”との出会い。
ぜひ、あなたもお気に入りの米粉スイーツを見つけて、心と身体が喜ぶおやつ時間を楽しんでみてください。
ショップ情報

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静岡県静岡市駿河区聖一色471-4ハイレジデンス静峰1F
休日:日・月・水
営業時間 10:00〜17:00
