「最近なんだか肌の調子が悪い」「年齢のせいかな」と思っているあなた。実は、その肌荒れ、毎日食べている主食に含まれる“グルテン”が原因かもしれません。
グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦に含まれるたんぱく質の一種。パンやパスタ、うどんなど、私たちの主食に欠かせない食材に含まれていますが、このグルテンが腸内環境やホルモンバランス、血糖値、免疫系に影響を及ぼすことがわかってきました。
本記事では、グルテンがどのように肌荒れを引き起こすのか、そして肌を内側から綺麗に生まれ変わらせる方法について解説します。

1. 肌荒れは腸から始まる
肌と腸は密接な関係にあります。「腸内環境が整うと肌も整う」というのは、科学的にも裏付けのある事実です。
グルテンは一部の人にとって、腸の粘膜に炎症を起こす原因になります。これが“腸漏れ”と呼ばれる状態(リーキーガット)を引き起こし、未消化の物質や毒素が体内に漏れ出して免疫系が過剰反応します。
この反応が肌に現れると、
- 吹き出物
- 赤み・かゆみ
- アトピー性皮膚炎の悪化
など、慢性的な炎症が表面化します。
2. 血糖値の乱高下と皮脂バランスの崩れ
グルテンを含むパンやパスタなどの精製された小麦製品は、血糖値を急上昇させやすい食品です。血糖値が急上昇すると、体内でインスリンというホルモンが大量に分泌されますが、このインスリンが皮脂の過剰分泌や炎症を引き起こすと考えられています。
つまり、「甘いものを控えてるのに肌荒れする」という方は、パンやうどん、ラーメンなどが影響している可能性があります。
3. 肌のターンオーバーが乱れる原因にも

私たちの肌は約28日周期で生まれ変わる「ターンオーバー」のサイクルを持っています。しかし、グルテンによる腸内炎症や栄養吸収の低下、ホルモンバランスの乱れは、このターンオーバーのサイクルを狂わせてしまうのです。
特に、亜鉛や鉄分、ビタミンB群など、肌の再生に欠かせない栄養素の吸収が低下すると、肌はごわつき、くすみ、小じわなどの肌トラブルを引き起こします。
4. 年齢のせいではないかも?
「年齢とともに肌が荒れやすくなった」と感じる人は多いですが、実は加齢だけでなく、長年にわたって蓄積された食生活の影響が表面化していることもあります。
グルテンの蓄積による腸へのダメージは、すぐに現れるものではなく、何年もかけて少しずつ症状が出てくることが多いため、年齢のせいと誤解されやすいのです。
5. グルテンを減らすだけで肌が変わる?
最近では、グルテンを2週間やめただけで、
- 肌の赤みがひいた
- ニキビができなくなった
- くすみが改善された
といった声が多く聞かれるようになりました。
もちろん、すべての人に当てはまるわけではありませんが、「何をしても治らなかった肌荒れがグルテンをやめて改善した」という人は確実に存在します。
6. 置き換えのすすめ|毎日の主食を見直そう
グルテンを控えると聞くと、「パンもパスタも食べられないなんて無理!」と感じるかもしれません。でも、今はグルテンフリーの商品も増え、置き換えは簡単になっています。
おすすめのグルテンフリー主食
- 米粉パン:もちっとした食感で腹持ちも◎
- 玄米・雑穀米:栄養価が高く、腸活にもおすすめ
- 十割そば:小麦不使用のものを選べば安心
- グルテンフリーパスタ:コーンや玄米で作られたものが多く、味も◎
7. 肌荒れに悩むあなたへメッセージ
スキンケアやエステに時間とお金をかけても、「中からの不調」がある限り、根本的な解決にはなりません。
肌は内臓の鏡と言われるほど、腸の状態や食生活がそのまま現れる場所です。
もし今、肌荒れに悩んでいるなら、1日3回の主食を見直すことから始めてみませんか? たった2週間のグルテンフリー生活でも、きっと体の中からの変化を実感できるはずです。
大切なのは完璧を目指すことではなく、自分の体の声に耳を傾けること。今日から少しずつ、あなたの肌も、内臓も、きっと変わっていきます。
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