「最近、なんだか調子が悪いなぁ」「肌荒れや便秘が続いてるかも」「疲れが抜けない…」そんなとき、もしかすると“グルテン”が原因かもしれません。
グルテンフリー生活とは、小麦などに含まれるたんぱく質「グルテン」を控える食生活のこと。アレルギーやセリアック病といった明確な症状がある方だけでなく、「なんとなく不調が続く」という方にも注目されています。
でも、実際に始めようとすると「何をやめて、何を食べたらいいの?」と不安になるものですよね。この記事では、これからグルテンフリー生活を始めたい方や、途中でくじけそうになった方に向けて、わかりやすく続けやすい方法をお伝えします。
そもそも、なぜグルテンをやめるといいの?
グルテンは、小麦・ライ麦・大麦などに含まれるたんぱく質です。グルテン自体が悪いわけではありませんが、人によっては腸の粘膜に炎症を引き起こしたり、吸収障害や免疫トラブルの引き金になることがあります。
特に、日本人は長い間“米”を主食としてきた民族。小麦の消化が苦手な人も少なくないんです。
グルテンを控えることで期待できる変化:
- お腹のハリや便秘の改善
- 肌の赤みやニキビの緩和
- 疲れにくくなる
- 集中力が続く
- 睡眠の質が上がる
まずは2週間だけやってみよう
グルテンフリーは、ずっと続けなきゃ…と考えるとハードルが高く感じます。でも、まずは「お試しの2週間」からで大丈夫。体の変化に耳を澄ませてみましょう。
完全にやめなくても、少しずつ減らす“プチ・グルテンフリー”でもOK。大切なのは、あなたの体と心に優しく寄り添うことです。
【やめるものリスト】よく食べているものの中にも…
グルテンは、意外といろんな食品に含まれています。まずはこれらを“少しずつ”控えていきましょう。

主食
- パン(食パン、菓子パン)
- パスタ、ラーメン、うどん、そば(※一部十割そばを除く)
- ピザ
- 小麦粉ベースのシリアルやグラノーラ
お菓子
- クッキー、ビスケット
- ケーキ、マフィン
- ドーナツ、ワッフル
- どら焼きなどの和菓子(皮に小麦粉使用)
加工品・調味料
- 唐揚げや天ぷら(衣に小麦粉)
- カレー・シチューのルウ
- 餃子や春巻き
- 醤油(特に濃口しょうゆ)
※成分表に「小麦」「グルテン」の記載があるものは控えましょう。
【代替できるものリスト】“やめる”より“置きかえる”がカギ
グルテンフリー生活で大切なのは、「〇〇が食べられない」よりも「こんな選択肢があるんだ」と気づくこと。
主食の代替
- 米・玄米・雑穀米
- 十割そば(※裏面を要確認)
- 米粉パン・米粉麺(フォーやビーフンも)
- 玄米パスタ・お米のパスタ
お菓子の代替
- 米粉のパウンドケーキ、マドレーヌ
- アーモンドプードル使用のフィナンシェ
- ココナッツフレーク、ドライフルーツ入りバー
- お米のクッキー・ビスコッティ
調味料の代替
- グルテンフリーしょうゆ(たまり醤油や専用品)
- 手作りルウ(米粉+油+スパイス)
- 米酢・みりん・塩麹などの和の発酵調味料
挫折しそうになったら…
グルテンフリーを始めたばかりの頃は、「外食ができない」「選べるものが少ない」とストレスに感じるかもしれません。
でも大丈夫。完璧を目指す必要はありません。
- 今日はパンを食べてしまったけど、明日は米粉のおやつにしよう
- 外食は普通に楽しんで、家ではグルテンフリーを心がけよう
- グルテンフリーのスイーツで「自分を褒める時間」をつくろう
こんなふうに、少しずつ続けていけばOK。ライフスタイルの一部にグルテンフリーを取り入れていくことが、体調改善や腸内環境のサポートにつながります。
最後に|あなたに合ったペースで“ゆるく”始めよう
グルテンフリーは、体の声を聞いて、自分自身を大切にするための手段のひとつです。
「なんか最近、しんどいな」
「肌荒れ、治らないな」
「食べたあとにお腹が張るな」
そんなときは、今日からほんの少しだけ、小麦をお休みしてみてください。
“やめる”よりも、“置きかえる”というやり方で、楽しく美味しく、グルテンフリー生活を始めてみましょう。あなたにとっての「ちょうどいい食生活」が、きっと見つかるはずです。
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