なんとなく調子が悪い。お肌が荒れやすくなった。便秘がちでスッキリしない。以前より疲れやすくなった気がする——。
そんな「プチ不調」に心当たりがある方は多いのではないでしょうか。もしかしたらそれ、「グルテン過敏症(グルテン不耐症)」が原因かもしれません。
近年注目されている“グルテンフリー”という食事スタイル。その背景には、健康や美容、腸内環境との深い関係がありました。今回は、グルテン過敏症とは何か、その症状、そして改善方法について、詳しくご紹介します。
そもそも「グルテン」とは?
グルテンとは、小麦・ライ麦・大麦などに含まれるたんぱく質の一種。パンやパスタ、ケーキ、うどんなど、多くの主食・加工食品に含まれています。
モチモチ・ふわふわの食感を生み出すために欠かせない素材ですが、人によってはこのグルテンが体に合わない場合があります。
「グルテン過敏症」とは?アレルギーとは違うの?
グルテン過敏症は「非セリアックグルテン過敏症(NCGS)」とも呼ばれ、明確なアレルギー反応や自己免疫疾患(例:セリアック病)とは異なりますが、グルテン摂取後にさまざまな不調が現れるのが特徴です。
血液検査では明確な異常が出ないため、見過ごされがちなのがこのタイプ。欧米では人口の5〜10%がこのグルテン過敏症に当てはまるとされ、日本でも増加傾向にあるといわれています。
こんな症状、思い当たりませんか?

- 肌荒れ・ニキビ:小麦製品を食べた翌日に肌が赤くなる、ニキビが増えるという声も多数。腸内環境の乱れが肌に表れやすいとされています。
- 便秘・下痢・お腹の張り:腸の粘膜に炎症を引き起こし、腸内環境を乱すことで起こるといわれています。
- 疲れやすい・集中力が続かない:「グルテンフォグ」という言葉もあるように、脳への影響も。
- 片頭痛・関節痛・不安感:グルテン除去で改善したという声もあり、無視できない体調変化です。
実体験:グルテンを控えてみたら…
「朝の目覚めがスッキリするようになった」「肌の赤みがひいてメイクが楽しくなった」「お腹の張りがなくなって服が気持ちよく着られるように」——。
グルテンを抜いた生活を始めてから、驚くほど体調が変わったという声は少なくありません。特に女性に多い悩み(肌荒れ、PMS、便秘、疲労感)は、腸やホルモンバランスと密接に関わっており、グルテンが引き金になっていた可能性もあります。
「もしかして?」と思ったら試してほしいこと
1. 小麦製品を2週間だけ抜いてみる
まずは、パン・パスタ・ラーメン・クッキーなど小麦が含まれる食品を2週間ほど控えてみましょう。米や米粉製品、そば(十割)などに置き換えることで、日常の食事は意外と困りません。
2. 成分表示をチェックする習慣をつける
「グルテンフリー」と書いていなくても、小麦が含まれていることは多々あります。加工品を買うときは「小麦」「グルテン」の表示をチェックしましょう。
3. ストレスや睡眠の状態も見直す
腸内環境を整えるうえで、睡眠やストレスケアも大切です。グルテンフリーに加え、発酵食品や食物繊維も積極的に摂っていきましょう。
当店でも、グルテンフリー生活をサポート中
「今夜、バターが溶ける前に」では、米粉を使ったグルテンフリー焼き菓子を提供しています。お菓子が大好きでも、グルテンを控えたい方が安心して楽しめるよう、素材から製法までこだわっています。
- パウンドケーキ
- ブラウニー
- アーモンドケーキ
- タルト
- クッキー
“罪悪感なく甘いものを楽しめる”、そんな時間を提供したいと願っています。
まとめ
グルテン過敏症はまだ知られていない分、長年不調の原因に気づけなかった方も多くいます。
- 肌荒れ・便秘・疲れやすさ
- 集中力の低下やモヤモヤ感
- 朝の重だるさや慢性的な不調
こうしたサインに心当たりがある方は、ぜひ一度「グルテンフリー生活」を試してみてください。数日〜数週間の変化で、身体が驚くほど軽くなるかもしれません。
ショップ情報

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